サイパンの床屋さん事情

ツーリストの方にはちょっと関係ない話かも知れませんが「サイパン通」になるためにちょっと変わったサイパンの床屋さん事情をお話しましょう。

サイパンには床屋さんはたくさんありますが、基本的に、理容師さんたちははフィリピンから出稼ぎに来ている「おかま」ちゃんがメインです。最近では中国人の在住者も多いので、中国人の理容師さんもいるようですが、大方サイパンで髪を切ろうと思うと、小指を立てて鋏を持つ「おかま」ちゃんに切ってもらう事になります。
「おかまちゃん」と聞くとちょっと戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんがご心配なく(笑)。ただ男性にはマッサージサービスをしてくれる人が多いので、サービスですから快く受けましょう!

マニラ美容室はシュガーキングパーク近く、
サイパン博物館並びです。


さて、気になるお値段ですが、日本の相場から考えるともの凄く安いです。ちなみに私の行く「マニラ美容室」は、髪を切るだけなら$8.00(約960円)です。とはいえ、この料金ですと、本当に髪を切るだけです。一応、日本のようにエプロンのような物を首に巻かれて髪の毛が床に落ちるようにしてはいますが、切り終わると顔とか首筋とか細かい髪の毛だらけなってしまいます。シャンプーをする場合は別料金になります。ただ、シャンプーをしてもらっても、家に戻ってシャワーを浴びたい気分になるので(笑)、まぁその必要も無いでしょう。

髪を切る理容師さんの腕ですが、かなりまちまちです。上手い人はやはりあまりいないのが現状です。それと、やはりセンスがフィリピン人の感覚で切られるためでしょうか(?!?)、ちょっと南方系の顔をしている人はまるでフィリピン人のようになってしまいます。


私も決して南方系の顔ではないのですが、以前行っていた床屋さんでは切る度にフィリピン人のようにされてしまいました(笑&涙)。

私がいつもご指定する理容師さんはバネッサちゃん。彼(彼女?)がいない時は、いくら髪が伸びても切りません、、、(笑)

 

バネッサちゃんで〜す!


もう一つ、サイパンの床屋さんの特徴として、マニキュア、べディキュアの美容師さんが必ず2、3名います。マニキュアなども$8.00位でやってくれるので、サイパンの女性はかなり頻繁に爪の手入れをしています。

日本人の若い人たちのほうがよっぽど上手いとは思うのですが、皆さんマニキュアやペディキュアをしてもらうことが好きなようです。

あとはおしゃべり好きな人たちが、マニキュアやペディキュアをしながらあ〜でもない、こ〜でもないと、世間話しをしながら時間を過ごすことも、サイパンに住む女性たちの楽しみのひとつなのかも知れません。

ここのマネージャーさんです。
カメラ向けたら少々緊張気味(笑)


ここでサイパンの床屋さん事情をまとめると、、、

  1. 理容師さんは「おかま」ちゃん!
  2. 値段は安い! が、サービスも少ない!
  3. これであなたもフィリピン人スタイル!
  4. ついでに爪の手入れもいたしましょう!

話のタネに、ローカルに触れ合うチャンスとして試されてみてはいかがでしょう?!


「ちょっとその辺の床屋さんじゃ、、、」
と心配な方のために、日本人の経営する床屋さんも紹介しましょう。
まずは「ハルコバーバー」。チャランカノア地区ビーチロード沿いにある床屋さんです。ここは、戦後間もなくサイパンへ移住してこられたハルコさんが経営している、サイパンでも老舗の床屋さんです。ただしここで髪を切ってくれる人はハルコさんしかいないので、予約しておかないとお店が開いてなかったり、延々と待つことになるので、要予約です。

もう一つは「ドルチェ」というハイアットリージェンシーホテル内にある美容室。ここはサイパンで行われる結婚式の方々も利用する総合美容室。値段は他よりちょっと高めですが、日本と同様のサービスを受けることができます。でもやはり基本的なコースとしては、カットならカットのみで、シャンプーなどは別になっています。ここも利用する時は、ハルコさん同様、要予約です。

ハイアットリージェンシー内
サンドキャスル横のドア、、、これがドルチェです。


さてさて、今回のローカルっぽい話題はいかがでしたでしょうか?
それではまた、来月のサイパン指南をお楽しみに!

(2002年10月3日)

 

私的サイパン指南