第二次大戦中は、住民を巻きこんでの激しい戦闘の地となったサイパン。今もなお、島内のあちこちにはその傷跡が残っていて、戦争の愚かさをかいま見ることができます。



Garapan (ガラパン)
サイパンで最も賑やかな地区がガラパン。レストラン、ブティック、お土産物店が連なり、ビーチ沿いにはハイアットリージェンシーホテルや第一ホテル、ビーチロード沿いにはDFSギャラリアがあり、観光客や地元の人でとても活気があります。

Micro Beach (マイクロビーチ)
サンセットの素晴らしい、ハイアットからハファダイビーチホテルまで約1キロ続く白い砂浜で、マリンスポーツのメッカにもなっているビーチです。遠浅で、青く澄んだ海の沖にはマニャガハ島があり、まさにサイパンを代表するビーチといえます。

Suger King Park (砂糖王公園)
砂糖王とは、戦前に日本からサイパンに渡り、サトウキビ栽培と精糖ビジネスで成功した、松江春次氏のことです。その松江氏の功績を称え、1934年に造られたのがこの公園。園内には、当時運搬用に使われた蒸気機関車や氏の銅像があります。場所はガラパンのミドルロード沿いです。

Managaha Island (マニャガハ島)
ガラパンにあるスマイリング コープから船で15分、透明度バツグンの海と珊瑚礁に囲まれた小さな島。マニャガハ島は、パラセイル、ダイビング、シュノーケリング、スヌーバなどが楽しめるマリンスポーツのパラダイスです。

Susupe (ススぺ)
北マリアナ連邦の行政機関が集まるサイパンの首府です。ナウル・ビル、マリアナ高校、ジョーテン ショッピングセンター、マウント カーメル大聖堂、そしてサイパン ダイアモンド、サイパン グランド ホテルなどがあります。

Mount Carmel Catholic Church (マウントカーメル大聖堂)
1949年に完成したスペイン様式のとても美しい教会です。ススペのランドマーク的存在で、北マリアナ最大のカトリック教会です。

Saipan Botanical Garden (サイパン熱帯植物園)
クロスアイランド・ロード沿いにある10万坪と広大な敷地面積を誇る植物園。1000種類もの熱帯のトロピカルフラワーや樹木が栽培されていて、南国特有の果物が季節によっては楽しむことができます。また園内の展望台からはラウラウベイを眺めることができます。

Capitol Hill (キャピトルヒル)
クロスアイランドロード沿いで知事公邸のある島中央にある丘。タナパグ港やマニャガハ島を見下ろせます。島内一周ドライブにははずせません。

Our Lady of Loudes Shrine (聖母マリアの祠)
戦時中に、カトリック教徒が戦争の終結を願い、マリア像を祠に安置しました。キャピトルヒルからクロスアイランドロードを南下し、Y字路を左折したところにあります。道路脇に小さな看板がありますが、見落とさないように。

Banzai Cliff (バンザイクリフ)
島最北端の岬。第二次大戦時に、追い詰められた日本人兵や民間人が、米兵の説得にも関わらず、その断崖から80m下の海に身を投じたという悲劇の地。その数は1万人ともいわれています。現在は慰霊碑が建てられ、崖の周辺にはたくさんの供養塔があります。呼び方も、「Puntan Sabaneta (プンタン サバネタ)」と改めようとしているようです。

Suicide Cliff (スーサイドクリフ)
マッピ山頂にある断崖。眺望はとても素晴らしのですが、その名の通り(自殺の崖)。バンザイクリフ同様、戦時中の悲劇の場所のひとつです。現在では平和記念公園となっています。こちらも「Laderan Banadero (ラデラン バナデロ)」と呼び方を改めようとしているようです。

Bird Island (バードアイランド)
その名の通り、海鳥の集まる小島です。島へ渡ることはできませんが、対岸には整備された展望台があり、そこから景観を楽しむことができます。