ロタの良さを一言で言うと、、、

ん〜っ! 難しいですねぇ、、、(オヒオヒ)

でもひとつ、これだけは言えます。ロタは、実際に来てみないとその良さを理解することはできないと思います。

「そのためにウェブページを通して紹介でしょ? 」って?! ウ、するどいツッコミだ、、、(汗)

え〜、例えば、ロタ島の海ですが、世界中でも有数の、透明度の高い海として知られています。その海の美しさがどんなものかは、見た人でも言葉にし難い、言葉を失ってしまうほどの美しさなのです。


ロタに行くと、午前中のうちに、必ず日本軍大砲跡へ行きます。ウェディングケーキマウンテンを望みながら、眼下には紺碧のグラデーションがかかった、美しい海が広がっています。浅くなるほど輝く青と、海底の珊瑚の色が混じり、深くなるほど深みのある群青色のように変わっていきます。この美しさ。本当に心に染み渡るような、癒される美しさなんです(「筆舌し難い」とは、まさにこの事なんだなぁ、、、)。

私が初めてロタの海に入ったのは、1993年の4月のことでした。

今ではもう閉館してしまいましたが、ロタパウパウホテルで催行していた、「ボートピクニック」というグラスボトムボートで行くシュノーケルツアーに参加して、「コーラルガーデン」というダイビングのポイントで、シュノーケルをしました。


ガイドさんからマスクの付け方を教わり、ライフジャケットとフィンをつけてイザ!

水の中に入ると、、、今までテレビや水族館でしか見たことのなかった美しい珊瑚と、たくさんの熱帯魚や大型の魚たちが、それはそれは優雅に泳いでいるではありませんか?! あの時の感動は今でも忘れません。一生忘れないと思います。


ガイドさんは、素潜りで4mくらいの深さまで軽々と潜って見せてくれたり、餌を渡されて自分で餌付けをしたりと、アッという間に時間が過ぎてしまったことを、つい先日のことのようにリアルに覚えています。

シュノーケルが終わり港へ引き返すボートが湾の途中で止まると、その海の下には大きな船の陰が見えました。それはなんと、1944年、日本時代終わり頃に沈んだ、旧日本陸軍軍用貨物船、『松運丸』の姿だったのです。この船は全長90mもあり、私の乗ったグラスボトムボートのガラス部分から覗くと、大きな姿を海底に見せていました。


見えたといっても水深35mくらいの深さに沈んでいた船が見えたのですから、最低でも35mの透明度は確実にあったのでしょう。どこかのホームページに、松運丸の船尾から船首が見えたと、ダイバーの方からの話もありましたので、ということは、海水のコンディションによっては90mの透明度があるということですね?!(スゴイ!)

あの海に入ると癒されるんですよね。このまま地上に戻らずにず〜っといたい気持ちになります。

そう、映画『The Big Blue』の最後で、イルカと一緒に暗い海底に消えていきますよね。そんな気持ちになる海なんですよね。


いくら海の綺麗なロタってったって、ロタの楽しみは海に入るだけじゃないですよ!

一度、ロタで友達になったローカルと一緒に、夜釣りに出かけたことがありました。どうやら今では入れなくなってしまっているようですが、ウェディングケーキマウンテンの麓の崖っぷちから、磯釣りをしました。


カツオがかかったのですが、引き上げるのに手間取っているうちになんとサメに半分食べられてしまい、ずいぶん軽くなったところを引き上げたのを覚えています。実に豪快でワイルドな経験でした。

 真っ暗な海を照らす夜空をふと見上げると、満天に輝く星たちと天の川。
 夜明けと共に、再び目の前に広がる紺碧の海、、、

こんな光景、そんじょそこらでホレホレと簡単に経験できるようなものではありません。


こんな光景、そんじょそこらでホレホレと簡単に経験できるようなものではありません。

ロタの良さは、そんな自然と一体になって戯れ(させてもらえ)ることができるところなのかもしれません。

ロタ島、日本からほんの数時間で行ける、真の『南の楽園』なのです。


今回は、素敵なコーラルガーデンと松運丸の写真を、ロタ愛好家で有名なABIKAさんにご提供いただきました。ABIKAさん、どうも有り難うございました!




それではまた。次回の『私的ロタ指南』をお楽しみに〜!

(2004年7月5日)


私的ロタ指南