Chamorro Nation 〜現代チャモロスピリッツ〜


ロタでは今、チャモロ文化復古に活気だっている。

「SINAHI」と呼ばれる装飾品に端を発したこの風潮、NPC「National Chamorro Association」の立ち上げや、チャモロ文化を賞賛する政府主催のイベントも、大々的に執り行われ、この風潮に更に拍車がかかる。

運動不足の現代のチャモロ達を、遠く先祖が呼び起こしているかのようだ。


Chamorro(チャモロ)とは、マリアナ諸島一帯に広がる先住民族。

石の文化を持つ東南アジア方面から流れてきた民に源を発する。

カヌーを操り、大海原を自由に渡る、漁や狩を生活の糧とし自然を相手に勇敢に立振る舞うチャモロの雄姿が、現代のチャモロからも想像させられる。


政府主催の「SILEBRASION KOTTURAN NATIBU」会場は、ソンソン村のラウンドハウスの後ろ手に位置する。

常時、このような文化施設がオープンされていれば良いのに、、、


ヤシの葉を使って作られた、バスケットや鳥たち。どれも趣がある。


ヤシの葉細工の数々、、、


昔ながらの「塩」作りの実践、ロタの塩は辛いだけでなく旨味がある。

世界有数の透明度を誇る、海からの贈り物だ。


チャモロのおばあちゃんが昔ながらの石挽き「MITATE」を使って、トウモロコシを挽く様子。

私が嫁いで来た頃も、姑がこうしてコーンをすり潰し、スープを作ってくれた。


「月」と言う意味の「SINAHI」

元々チャモロの「長」のみが身に付けられる、トップのシンボルであった。

実は潮の干満は月と大きく関わっている。

古代チャモロが「月」を読み漁をしていた所以か、、、

美しさだけに留まらず、ロマンをも感じる。


現在のチャモロ達は電化製品の恩恵に逢い、「SHINAHI」作りもこれ、この通り、、、

それでも大きな貝を割り、この三日月形に整えるに、憂に1週間を費やす。

古代チャモロ達は、どうやって作っていたのだろう?

タガストーンを切り出す技術が備わっていた故、アクセサリーなど容易に作れたのだろうな。石の文化があった故のアクセサリーだ。


首に掛ける装飾品を総称して「KALAN」と呼ばれる。

大流行の「SINAHI」の他にも色々な形がある。

 


ホラ貝は「KULU'」と呼ばれる。

使い方は日本同様、吹いて鳴らす。


毎年、11月に行われる「ロタブルートライアスロン」今年の大会では、子供たちの吹く、この「ホラ貝」の合図でスイムがスタートした。

何ともロタの大会らしい風景だった。


島に暮らす民たちの、こんなのどかな生活の様を、いつまでも留めていてもらいたいと願うのは、私だけではないと思う。

太い指で携帯キーを起用に押す現代のチャモロの手にも、時にヤリを掲げ、Chamorro Nationは確実に引き継がれている。




それではまた。次回の『私的ロタ指南』をお楽しみに〜!

(2006年12月30日)



ロタ島でトンガトンガカフェを経営されているEiko-sanに、ロタの素晴らしさを紹介していただきます。女性ならではの繊細な視点とともに、ロタをはじめ、北マリアナ、そして大平洋、さらに地球全体が、優しい気持ちで包まれるような話題をお届けいたします。



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